*AWA FAVORITE

[福、来たれ！たい焼き風つぶあんパン] by 山崎製パン株式会社

社員A「課長、新商品の案を思いついたのでちょっとお時間よろしいですか？」
上司「ほほう、インターネッツばかりじゃなく仕事もしているようだね」
社員A 「はい、たまに仕事すると良いプランが降りてくるんですよ！」
上司「君は賢いな。そして言う事が神懸かりだ。その案とやらをプレゼンしてくれ」
社員A「あんぱんをたい焼きに見立てて成型した商品を作りたいです」
上司「たい焼きって、まさかあの、鯛の形をしたたべものか・・・」
社員A「そうです。あの鯛の形をしているたべものです」
上司「あの、あん、あんこが入っているふわふわの・・・」
社員A「ふわふわの」
上司「あま〜い・・・」
社員A「あま〜い」
上司「ふぅ・・・」
社員A「いかがですか私のプランは？」
上司「正直、君には驚いているよ・・・」
社員A「ちょっと安易でしたかね？」
上司「いや、そうではないんだ」
社員A「では、このプランは・・・」
上司「イチロー選手のこと、君は知っているね？」
社員A「もちろんです。カレーを毎日食べていることで有名なアスリートです」
上司「さよう。しかも安打がハンパじゃないようだ」
社員A「聞くところによると結構な数打ってるらしいですね」
上司「そうだ。天才イチローは生きる伝説なのだ。リビング・レジェンドだよ」
社員A「生きながらに伝説となるとは凄いですね」
上司「カレーはとても美味しいたべものだからな」
社員A「そのイチロー選手と私のプランとどんな関係が？」
上司「イチローがいる」
社員A「はい？」
上司「私の目の前にイチローがいるんだよ」
社員A「私がイチローだというのですか？」
上司「まぁ、今はイチローの一歩手前ってところではあるがな」
社員A「どうしたら私はイチローになれますか？」
上司「あんこはつぶあんか？こしあんか？どちらだね」
社員A「つぶあんで提案しようと考えております」
上司「ふぅ、伝説の誕生だな。今夜は盛大に祝おう」


*妄想ここまで。

モノを作りそれをお客様に販売する。作り手の想いが詰まっている。
そこには選ぶ側の想像を遥かに超えた試行錯誤があり安易なものなんて無いのだ。
パッケージに書いてあるとおり尻尾まであんが詰まっている。たい焼きの醍醐味
を踏襲しながら長年あんぱんで培ったあんこの製造技術と融合させたパンである。

同じく山崎製パンの「焼きまんじゅう風ぱん」を年末に食べた。あの甘いみそだ
れを再現したそのパンは太田市立商業高校との共同開発だそうだ。学生のころに
そんな特別な体験が出来るなんて羨ましい。オレだったら一生自慢するだろうね。

何かが生まれるときに、必ずストーリーがあるもの。
パパとママに君が生まれた時の話を訊いてごらんよ。


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[Two Months Off] by Underworld